2014年7月15日火曜日

鍼灸と保険の話

妻が四十肩(五十肩?)になりまして。

子どもが産まれて早4ヶ月、あゝ素晴らしき哉抱っこプレイにより肩を痛めてしまいました。オールスター戦は登板回避確定です。

湿布を貼って数日間様子を見てみましたが特に改善は見られません、という事で整形外科へ。若干のストレッチと湿布処方で様子見。数日に1度のペースで半月ほど通ってみましたがやはり変わりはありません。

それでは困るので別の対処策を考えるのです。
①別の整形外科へ行ってみる
②鍼灸医院へ行ってみる
③自然治癒を信じて放置


③はまあ宗教みたいなものなので外すとして、①か②が現実的な選択肢です。そこで、②を調べていてわかったのですが、鍼灸って保険が利くんですね!

公益社団法人 日本鍼灸師会
NPO全国鍼灸マッサージ協会

保険適用
以下の病気についての鍼灸治療は、健康保険が適用されます。

1. 神経痛(部位はどこでもかまいません)
2. リウマチ
3. 頸腕症候群(首から肩への痛み、ひどい肩こりなど)
4. 五十肩(肩関節の痛み)
5. 腰痛症(ぎっくり腰を含みます)
6. 頚椎捻挫後遺症(ムチウチなど)
※ 関節の痛み(変形性膝関節症など)


ただ、保険適用するためには一手間必要だったりします。

その一手間というのが「医師から鍼灸治療の同意書を貰うこと」。これが実に厄介です。軽くググっただけでも「医師からの同意書の記入を拒否されました」という口コミがチラホラ。

というのも、医師の治療と鍼灸の治療は保険の同時適用ができないんですね。同意書を書く=自分の客を手放すという行為になるわけですから、わざわざ商売敵に塩を送るような行為はやりたくないわけです。


同意書が恐い
http://blog.drnagao.com/2012/04/post-2368.html


我が妻はと言うと、お医者様に恐る恐る同意書をお願いしてみたら、
 「ウチは一切同意書は書きません」
  「鍼灸なんて効果がハッキリしないものに保険利用するなんてありえない」
   「保険はみんなが拠出する保険料から払われているんだから云々」
とコンコンとお説教されてしまったそうです。かわいそうに。

一個人の医者がここまで保険について語るのはおかしくないですか。通っても一向に改善しないので別の治療法を模索してみて、保険が適用できるというからその手順を踏んだだけなのに。ブツブツ。

ここから頑張って鍼灸に保険適用する方法はあります。商売敵たる整形外科ではなく内科等だと同意書を書いてもらえる可能性が高いのと、鍼灸師が懇意にしている医師を紹介してもらって同意書を書いてもらう方法。

これらの方法はどちらにしろ医師の初診料が取られてしまうのが難点ですね。

あと、鍼灸の保険適用の場合、治療時間の上限が限られるみたいです。適当にググって見ると10-15分間で1000円引きがMAX。

例えばこれ↓


健康保険で鍼灸治療
http://www.iyashi.net/course/Insurance.html

「3割負担の方は、通常の鍼灸料金から1,000円(1割負担の方は1,300円)通常料金から差し引きます。

15分間の施術例→通常2,220円、3割負担の方1,220円、1割負担の方920円

保険治療での施術時間は15分間です。」


なんで3割負担の方の料金が通常料金の3割じゃないんだとかの疑問はあります。1回あたり1000円引きというのがデファクトスタンダードなのかもしれませんが、謎。

なので、自費でちょっと通ってみて、効果があるようだったら同意書書いてもらって保険適用してもらうのが良さそうかな、とか考えてます。


我が妻といえば、お説教されてから鍼灸を受ける事への熱意が冷めてしまったご様子です。このままだとオールスターどころか後半戦も登板回避確定です。



話には続きがありまして、妻が懇意にしている婦人科の先生に四十肩の対処について尋ねてみたところ、出産後はホルモンバランスが崩れているからそのせいで四十肩の症状が出ることもあり、ほっといてもホルモンバランスが戻れば自然治癒するとの有り難いお言葉が。

意外なことに③もあながち間違いの方法ではなさそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿